「小さな角度から生まれた大きな変化。」
当初、道路と平行に配置されていた計画から、家の角度をほんの少しだけ傾けました。
わずかにずらしたその配置が、小さな隙間を生み出します。
植栽のための線を増やすことなく、自然に生まれた隙間には植物の居場所となり、窓から差し込む光の変化や、リビングからの眺望で気になっていた隣家との視線も自然と外れ、暮らしの中に穏やかな空間が生まれました。
・植栽内容はページ下部にまとめています。
・上図・Zine(2026年秋刊行予定)の中の1コマです。
高崎市 H邸 外構植栽計画
デザイン・設計：境野隆祐（AYANAS）
所在地：群馬県前橋市
カテゴリ：個人邸
施工：AYANAS、庭助
工期：2023年
撮影：久保木雄（うさぎとカメラ）
イラスト：BUGBUGABOO
外構・植栽計画
玄関ポーチの階段に円形の穴が食い込むように配置しました。
そこにシンボルツリーとなる株立のアオダモを植えています。
植栽スペース、ポスト、玄関ポーチが一体となったデザインです。
よく見かける門柱周りのエクステリア、機能を自然なかたちに置き換えたイメージです。
アオダモの裾にはディアネラやタイムなど草本類を配置しました。
