WORKS

前橋市 S邸

WORKS 一般住宅 外構設計 植栽

「比率でつくる、暮らしの風景。」

見晴らしのよい丘の上の家。
広い敷地の中に、小さな庭をつくりました。

リビングを中心にした暮らしの「円」。
円弧の中には家に寄り添う住まいの庭、外を囲う木々のレイヤー、その先の風景と重なっていく。
腰掛けほどの低い壁、小高い丘という立地、曖昧な境界が緩やかにつながる。

庭を狭く閉じて、景色を広く開く。
庭と森の比率を整えて、ひとつの敷地の中に、庭と景色が生まれました。

・もう少し植栽が成長したら、改めて撮影・掲載します。お楽しみに。
・植栽内容はページ下部にまとめています。
・上写真、下図・Zine(2026年秋刊行予定)の中の1コマです。

郊外によくある、用途に対して少々持て余すような広い敷地の造園計画です。
南・西は田畑が広がり、北・東は住宅地という立地。
田畑から5mほど上がった小高い丘に立つお家です。

リビングを中心とする円の中に生活空間、小さな庭を作る計画です。

円弧に沿って高さ60cmの低いコンクリートの壁。
森の中の美術館の庭園の一角にありそうな、、、という抽象的な提案ながら即採用していただけたことを覚えています。
R壁の外側には森になるような高木をたくさん植えました。

駐車場から玄関前のアプローチはシンプルに土間コンのアプローチ。
さらにその先、デッキへと続く犬走は川砂利の小路をつくりました。

玄関前にもたくさんの高木を植えてて、成長すると隣家の目隠し、境界の役割となります。
将来、木々が生い茂ると、狭い小路を抜けた先に、森の中の美術館の一角が現れるような設計です。

もう少し植栽のボリュームが増してきたら、写真を追加してまいります。

前橋市 S邸 外構・植栽計画
デザイン・設計:境野隆祐(AYANAS)
所在地:群馬県前橋市
カテゴリ:個人邸
施工:株式会社興和、AYANAS
工期:2025年
撮影:久保木雄(うさぎとカメラ)
イラスト:BUGBUGABOO

植栽計画
オリーブ、アカシア、メラレウカ、フェイジョア、ユーカリ、バンクシア、リューカデンドロン、グレビレア、ディアネラ、ウエストリンギアなど、個々の存在感があって、成長するとボリュームの出るものを選びました。既存の梅の木、法面に生えているニセアカシア(雑草)とのバランスも考慮しています。
芝はTM9を張りました。

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